| 中田英寿という希望 |
| 2月4日イギリスのロンドンから5時間あまりのところにあるボルトン市のサッカーチームBOLTON wonderersを見に行くことにした。中田英寿という日本サッカーチームのカリスマ、司令塔といわれている男を見に行くためだ。 天気は相変わらずどんよりした、今にも雨が降りそうでうす暗い、イギリスの冬はこれが当たり前で雨もなく、風もなければこれが“fine day”なのです。 最高のサッカー日よりでしょう。 ヒースロー空港に降り立ちそこでWisleyの二又君に迎えに来てもらってその足でボルトンに向かった。ヒースローから4時間と少しかかる500kmぐらいありそうだ。 高速道路(料金がただのFreeWay)が整備されていて時速120〜130kmで進む、二又君自慢の日産ブルーバード、やっぱり日本車が最高とのこと。10年以上たっているがほとんど故障がない。今日は日帰りなので本当に大変だ。途中1回トイレ休憩、こちらのパーキングエリアはだいたいインターチェンジで外に出る。そのまわりにレストランやホテルハンバーガーショップ、ガソリンスタンドなどが並んでいる。 靴で有名なReebockがメインスポンサー、会場のリーボックスタジアムはまだ新しく照明のライトが屋根に覆いかぶさるようについていてなかなかユニークなデザインです。インターチェンジから近くのところにありやはりこちらは車社会ですね。日本なら駅前ですけどね。 1キロぐらい手前から人が歩いているのが見受けられた。今頃こんなところを歩いていて間に合うのかしら? それが渋滞が始まる400mぐらいまでくると人であふれている。子供が結構目に付く、もちろん若い女性も多い。やっとプレイボール30分前くらいに到着した。駐車場もものすごく広い。どこに置いたか分からなくなりそうだ。ちょっと早かったのであまり遠くでなくてよかった。まだ時間があるので、スタジアムの隣の売店に行く。ユニフォームのレプリカが多かった。あとタオル、マフラー、キャップ、ジャンバー、などなど、変わったところだとベビー用品、きっとフーリガン(熱狂的なサポーター)の親父が子供に着させるに違いない。 特に中田の名前が入ったものはなかった、ユニフォームのレプリカに名前をプリントしてもらうようだ。ちなみにユニフォームのレプリカは、35ポンド=7000円ぐらい。 結構高かった。 今回は、中田が必ず出ると予想して旅行の計画をした。 理由は、ボルトンのアフリカ勢がアフリカンカップのために抜けること、これで必ず出場すると思った。試合が始まる前からフーリガンは、歌を歌ったりしてテンションが高まっている。 いよいよ入場、手荷物検査があり入り口は狭く1人が通れるゲートがたくさん並んでいる。私はスリムだからいいけど、100kg以上もある人はどうするのでしょう。 Sの38番かどのところだった。こちらのゴールで点が入りますように、、。 回りはみんなボルトンファン、相手のWigan Athleticのファンは私たちとちょうど対角線の反対側で、まわりをガードマンに囲まれていた。それに出入り口やら通路の要所に警官が立っている。物々しい警戒です。 アップテンポの曲が突然鳴り出しライン上にいるチアガールも突然踊りだした。いままでここにチアガールがいたとはぜんぜん気がつかなかった。みんなスリムでかわいらしい。 遠くから見ているのであまり顔までは分からないが、、、。観客席からかぶりつきでチアリーダーと一緒に踊っているものもいる。お前はどっちが目的だあ〜。 ただ結構ばらばらだったりする、これもご愛嬌か。私たちはタンクトップにホットパンツの彼女たちが寒くないのかなあ〜。と、おじさん的発想で見ている。 曲が終わるとともに花火が突然鳴り出した。試合開始の合図かな? すると全員が立ち上がって拍手が始まった。審判を先頭に選手の入場、最初は地元ボルトンから1人づつ紹介されてそのたびに割れんばかりの拍手、いよいよ中田の番、ヒデトシ ナカタ ナンバー16と紹介される。これも割れんばかりの拍手であった。 次は相手の紹介、名前を呼ばれるたびにブーイング、盛り上がっているのは対面の Wiganサポーターのところだけ、いやー徹底していますね。 ホイッスルとともに試合開始。サポーターは太鼓などを持ち込んでものすごいさわぎ。 心配の中田は大丈夫だろうか? ポジションは守備的ミッドフィルダー。ちょっと切れが悪いような気がするが、それでもボールを奪うシーンは中田らしい。もっている選手の背後からスット足を出して奪う。まるで忍者のようだ。ニンジャナカタで売り出せば大ヒット間違いない。パスの精度は、もうひとつだ。まだ味方との呼吸が合わないように見える。ナカタの持ち味はキラーパス。それもワンタッチで送り出すのだから事前に味方を見ておいて、こちらに進むだろうと予測してパスを出す。味方が走りこまなければただのパスミス。これでオフサイドになったものが何回かあった。ナカタは、ただいま英語の家庭教師をつけて特訓中だそうだ。さすが、世界のナカタ、記者会見で通訳なしで受け答えする姿がもうすぐ見られることだろう。ちょうどイタリアのときのナカタのように。やはり超1流のスポーツ選手は違う。あとそのクラブのプレースタイルも違ってくる。監督の方針があると思うが、ナカタは日本式のパスをつないでつないでシュートまで持っていくスタイル。ところがボルトンは空いたスペースにパスを出しそこからドリブルとかロングパスで一気にシュートまで持っていくような気がする。 前半は一進一退で終わる、ナカタもシュートを打つことができたが、残念ながら弱々しいものだった、しかもキーパーの真正面でした。 ハーフタイムは、アップテンポの曲だけで、かわいいチアガールはどこへ行ったのでしょう。この時間を利用してみんなもうのどがカラカラなので、ティーやら、コーヒーやらコーラとポテトチップを買ってくる。映画館にいっているようなもんだ。 隣の席などからナカタの応援に来たのかとか、ナカタ、ナカタとかいって話しかけてくる。もうこれは同じ夢を共有する仲間なのだ。カモンボルトン!!。応援の掛け声。 正面の電光掲示板では、前半のハイライトをやっている、それを見てみんなまた騒ぎ出している。そんなことをしているとあっという間にハーフタイムが終わってまた選手たちがピッチに戻ってきた。 後半は、結構ボルトンペースで試合が動いていく。ナカタのペースも大体前半と同じくらいで特に目立った活躍はない。そうしているうち63分、左からベンハイムの上げたセンタリングをステリオスが押し込んで待望の1点。もうみんな総立ちで抱き合ったりハイタッチしたり、握手したり、拍手したりで、スタジアムが壊れそうな感じ。電光掲示板にリプレイが出るとまたみんな を〜とか雄たけびを上げて大騒ぎでした。 ナカタのパスミスで一瞬ヒヤッとするシーンが出た。前の人が親指をあげてどんまいというようなジェスチャーをした。大事に至らなかったから笑っていたけど1点とられたら笑い事ではすまない。袋叩きに?にあっていたかも。 今度は結構押し込まれていて、そんな77分、ゴール前で反則がありフリーキックが与えられてしまった。いったんはキーパーがはじき返すがこぼれ玉を押し込まれてしまった。こちらのサポーターは頭を抱え、あちらのサポーターは、太鼓を鳴らして大騒ぎでした。 この辺から家路に急ぐ人が増えはじめた帰りはものすごい渋滞になるので早めに帰ろうということだ。あ〜あがっかりという感じで試合が終わり、みんな来たときのテンションとは比べ物にならないくらい淡々と整列して帰り始めた。まあ負けよりはいいけど、それにしてもボルトンはここ何試合か勝てていない。引き分けばっかりである。(2月4日時点での順位はこちら) フーリガンの不満もたまっていることだろう。 帰りはバスから返していくわれわれのところは1番最後だ。込んでしょうがないので、市内に入って中華を食べることにした。食べ放題で比較的安いところだった。 イギリスで中華にはいるとほっとする、まったくこの国にはおいしいものがない。そりゃー何万も出せば別の話。中華はその中であまり味に大差がない、ですから中華に入るとほっとするのは私だけでしょうか。 また5時間かけて帰る、12時は回ることだろう。二又君ありがとう。 追記 今年はワールドカップドイツ大会の年だ。 世界中を興奮の渦に巻き込むことだろう。 日本の司令塔、中田英寿にがんばってもらわないと困る。 調子がどうこうという問題ではない、精神力で予選を突破してほしい。 幸い、ジーコ監督も全幅の信頼をしているように思う。そして川口キャプテンも。 前回の日本大会で選手が落ち込んでいるとき凱旋行進曲を歌って士気を盛り上げたといわれている。それができるのは中田英寿しかいない。選手生命最後のワールドカップになるかもしれない、是非日本を決勝リーグに連れて行ってほしい。
中田の追っかけをしているわけではないが、山梨県韮崎高校の後輩である。 こちらはできの悪い先輩であるが、先輩と名乗れるだけでも幸せである。 それに中田の韮崎高校時代の恩師、サッカー部の監督、新藤道也先生は私の同期生でもある。 が ん ば れ 中 田 !! ヴァンフォーレ甲府がJ1入りしたのである。 今年はこちらも応援しよう。今年1年サッカー浸けですね。
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